トルコリラ円のスワップ運用を2年やってみて思ったこと

2年前、当時話題だったトルコリラへのスワップ運用を開始した。
スワップに適した通貨はAUD、NZD、ZAR、最近ではMXNなどいろいろあるが、
私の使っているFX会社(ヒロセ通商)では当時は1万通貨辺りの必要証拠金が6万円と、
スワップの金額が115円/日だった事からトルコリラ円でのスワップ運用をを選んだ。

トルコリラSW115円
スワップ運用をするにあたり、ほとんどの人がするであろう皮算用は下記の通り。
1日辺りのスワップ金額は115円
1ヶ月辺りスワップ金額は115円x30日=3,450円
1年辺りのスワップ金額は115円x365日=41,975円
私の場合には5万通貨での運用だったので、
1日辺りのスワップ金額は115円x5万通貨=575円
1ヶ月辺りスワップ金額は115円x30日=3,450円x5万通貨=17,250円
1年辺りのスワップ金額は115円x365日=41,975円x5万通貨=209,875円
ちょうど2年運用したので皮算用的には、
115円x365日=41,975円x5万通貨=209,875円x2年=419,750円
実際のスワップ額は、

実際のSW
その差、61,970円
なぜ実際のスワップ金額が少ないのか?
それは政策金利が変わらないにもかかわらずFX会社の都合でのスワップ引き下げが原因です。

トルコリラSW70円
現在では1日辺りのスワップは70円台で推移しています。
2年スワップ運用をしてみて思ったことは、スワップ運用はやめておけです。
理由1
上記に述べたようにFX会社の都合でスワップ金額が一方的に引き下げられる
理由2
スワップ金利が高いのには理由がある
トルコ、南アフリカ、メキシコなどの新興国は政情不安などがあるため、
価格の急落などが起きやすい。
実際ヒロセ通商ではスワップ運用を押しているが、子会社のJFXではトルコとメキシコの、
取扱を行っておらず小林社長もスワップ運用は推奨していないようだ。
私もトルコリラを運用して2年の間ポジションがプラスになったのは、
ブレクジットの時のボラがあった時だけだ。
ではAUDやNZDでのスワップ運用はどうか?
ヒロセ通商ではAUD円は50円固定、NZD円は60円固定でのスワップの提供を続けていたが、
4月9日よりNZD円の固定をやめ変動に変わり1日当たり40円台での提供に変わった。

NZ60円
トルコリラ円のスワップ運用を2年間続けてきた結論を言えば、
やはりスワップはトレードした際のおまけ程度に考えるのが一番である。
それでもスワップ運用を試してみたい方向けにヒロセ通商のオンラインセミナーの動画を紹介します。
おばらっちセミナー
ガラケートレーダーセミナー